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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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真実を知る者

皆様今日は(^O^)/
今日からまた忙しい日々が…って、今日明日はそんなんでもないのかしら(・・?←聞くな

パラレルの続きです♪
「再臨時花嫁編」第6弾♪

オリキャラさんが出ますよ~。

夕鈴付き侍女の一人。
その人は、夕鈴の事を―――

―――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】
・オリキャラが出てきます。



「―――お妃様。湯殿のお時間でございます。」
「はい。今行きます。」

侍女の一人に案内されて、私は湯殿に行く。
掃除の埃っぽさと、稽古の汗を早く洗い流したい。
けど、それを悟られてはいけない。
立ち入り禁止区域では、老師に妃として必要な講義を受けていると思わせているのだから。

けれど、そんな事情を一人だけ知っている侍女がいる。
今私を湯殿へ案内している。名前は瑤花さんという。
私が以前、白陽国から現代に消える時に、同じ部屋に居た侍女だ。
背後とはいえ、同じ空間に居て突然妃が消えたので、その動揺は計り知れないものだったであろう。
後に事情を話した。

未来から来た事。
この時代の事を何も知らない事。
陛下の…臨時花嫁をしていること。
立ち入り禁止区域での事。

隠し事はないくらい、全て話した。
陛下や李順さんにも許可は貰った。
一人くらい、事情を知る者が侍女に居た方が良い、と。

事情を知っても、彼女は変わらなかった。
いや、以前よりも精一杯尽くしてくれるようになった。

『分からない事は何でもお聞きください』
『ご不便はございませんか?』
『私に出来る事でしたら、何でも仰って下さい』

得体の知れない私に、こんなにも優しくしてくれて、知らず涙が零れた。
分かってくれる人が居てくれることは、こんなにも心強さを感じることなのか。
同性と言う事もあって、色々相談した。

陛下との事は、意外そうだったがすんなり納得したようだ。
勿論、陛下の二面性については隠してるが。
その辺はさすがにぼかした。
…だけど、ちょっと残念そうにしていたのは気のせいかしら?

「―――お痒い所はございませんか?」
「ええ。特に無いです。あ、でも、そこは気持ちいいです。」
「はい。ここですね。」

彼女は丁度陛下と同じ年。
私にとって、少し上のお姉さんが出来たみたいだ。
最初は体を洗って貰うなんて、と固辞したのだが「お妃様となれば、一人で入らないのですよ」と言われたので瑤花さんだけ、そして髪の毛だけという事でお願いした。
瑤花さんだけにお世話して貰うと、侍女の中でも妬みが発生するのでは、と気になって聞いてみたこともあるが「大丈夫ですよ。他にも侍女の仕事は沢山ありますから」と言われたので、それ以上は言えなかった。
それでも触られるのに慣れてない私に、気を使ってくれるから有難い。

「それでは、香油をお塗りします。」

きた。
この時間はどうしても慣れない。
少し嫌そうな顔をした私に瑤花さんはきっぱりと

「これもお妃様としての義務ですわ。ささ、こちらに横になって下さいませ。」

と涼しい笑顔で言われてしまった。
どうやら逃げられないらしい。
諦めて私はされるがままにされた。
瑤花さんは喜んで香油マッサージを施す。
―――何でそんなに嬉しそうなのかしら。
良く分からない夕鈴であった。



―――初めてお会いした時は、それはそれは不思議な方だと思いました。
まず、服装です。
見たこともない形に、見たこともない布地。
私たちの常識では、考えられないお姿でした。
それでも疑問を表に出すことなく、私たちはお世話をいたしました。
仕事をしただけで、お礼を言われた事は、私たちに感動を与えました。
それからは心をこめて尽くすことを決めました。
最初に刺客が現れた時も、驚いて陛下の元に馳せ参じて…
あの時は心臓が止まるかと思いましたわ。

お妃様として陛下のお傍に侍るようになってから、私たちはお妃様付きの侍女としてお世話させて頂きました。
陛下とはとても仲睦まじいご様子で、見ているこちらも幸せをお裾分けさせて頂きました。
陛下のお妃様を見る目も、いつもの冷たい雰囲気ではなく、とても…とてもお優しいものでした。
この方々のお傍にいる事は、なんて幸運なことだろう、とも感じました。

そこで突然起こった、お妃様の失踪。
私が一番お傍に居たのに…
何が起こったのか分かりませんでした。
すぐに陛下の元へ走りました。
普段は走るなどはしたない事なのですが、その時はそれどころではなく…
お妃様が突然消えたことで、私は動揺を隠せませんでした。
周りの同じお妃様付きの侍女も慰めてくれましたが、私の心は晴れませんでした。
お妃様が居なくなったお部屋に、陛下が居らっしゃるたびに、私は罪悪感さえ抱いていました。

そこにまた突然のお妃様のご帰還。
私は泣いて喜びました。
再び会えた事に感謝いたしました。

そして聞かされたお妃様の真実。
最初は王の部屋に呼び出されて、何か粗相をしたのかと震える体で赴いたが、そこに居たのは王だけではなく側近の李順様。そして、不安そうなお妃様がいらっしゃいました。
聞かされた内容は信じられない事ばかりでしたが、最初に抱いた不思議な雰囲気はどうやらそれだったようだ、と納得もした。
不安そうな眼差しで見上げてくるお妃様。
私はそれに笑顔でお答えしました。

『大丈夫です。私に出来ることがありましたら、何でもお申し付けください。』

私は改めてお妃様に心から尽くすことを誓いました。
何も知らないお妃様。
私が、お力になれればいいと思いました。

―――まあ、陛下とのことを、残念に思ったのは、内緒ですが。

でも陛下のあの御顔は、失礼ながらとても偽って出来るものではないとも思います。
お妃様にだけ見せる優しいお顔。
甘い言葉の数々。

―――いつか、本物になって下さらないかしら。

そう、願いを込める。

―――――――――――――――――――――

瑤花さん、やっと出せましたー!
以前の「遺されたもの」にも出てきていたのですが、そちらの話はSNSではこれより後にupされたものなので、説明がありませんでした(^_^;)
今回でちゃんと出来たかと思います♪

この瑤花さん。
白陽国での夕鈴のお姉さん的な役割を果たします。


次回予告↓

夕鈴が下町へ!
そこで会った人物は―――え?まさかっ!

次回「夕鈴、下町へ行く
お楽しみに!

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2013.12/26 15:00分 
  • [Edit]

らっこ様へ 

今日は(^O^)/

クリスマスですからね~(笑)
偶には良い思いを、と思いまして(^u^)
あんなオチでしたが←www

瑤花さんは、私が居てくれたら良いな~…という理想のお人です!←
過去に来てしまって大変な夕鈴の、支えになって欲しいので…(しんみり

次はいよいよあの人が出ますよ~←
  • posted by さき 
  • URL 
  • 2013.12/26 16:33分 
  • [Edit]

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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