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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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正しい夫婦の姿…? 2

再び今日は!
そして明日の更新後、ちょっと開くかもしれません!
忙しいので!

夫婦演技向上中の夕鈴と黎翔。
どうやったら”夫婦らしく”なれる―――?

―――――――――――――――――――――――――――

「…普通に考えたら、普通の夫婦がしている様な事をする、でしょうか?」
「―――例えば、どんな?」

黎翔は少しだけ雰囲気を狼寄りにする。
夕鈴には気付かれない程度で。
案の定、夕鈴はそんな黎翔の変化に気付かず話し続ける。

「えっと…、例えばですね…――」

夕鈴は母親が健在で会った時や、近所の御夫婦が見せる光景を思い出していた。

「―――ご飯を作って…一緒に食べて…」
「うんうん?」
「『行ってきます』や『お帰りなさい』の挨拶で、ほっぺに口付けをして…」
「…」
「―――あ、あと、夜は一緒に寝てましたね!」
「―――」

夕鈴は思い出しながら喋っていたので、快活な調子で言った。
それがどのような意味を持っているか考えずに。
黎翔は最初こそ頷いていたものの、途中から目を伏せ、終いには片手で顔を覆ってしまった。

―――夕鈴は、意味を分かってて言っているのだろうか?
―――これは、また何かの罠?

どうやったら夫婦らしくなれるかと聞いて、夕鈴は『普通の夫婦がしていることをする』と答えた。
それでこれだ。
きっと、夕鈴は深く考えていないのだろう。
でも、何か試されている気がしてならない。

……いや。
黎翔は考え直す。
考えようによっては、『普通の夫婦がすること』を、どこまで夕鈴が出来るのか。
夕鈴の限界点を探る、またとないチャンスではないのか?
―――よし。

「……ゆーりんは、それを僕にしてくれるの?」
「え………っ……へっ!!?」

夕鈴は最初こそ呆けた返事をしたものの、これまでの話の流れと自分の言った発現の意味を考え、そして「それ」に行きついた時、顔を真っ赤にする。
黎翔はじ…と夕鈴を見る。
夕鈴は慌てて手を大きく振って、補足した。

「い、いや、あのですね、今言ったのはっ、一つの例、と言いますかっ」
「―――」
「だからですね、別に私と陛下が無理にすることじゃないと思うんですよねっ」

よくよく考えたら、何か凄いこと言った気がするっ!
ご飯は…まあ、実際やったことあるわよね。陛下に強請られて。
でも…ほっぺに口付けとか…―――終いには、一緒に寝る、とか言ってなかったっけっ?!私っ!
うぎゃーーーっ!!!!
何言ってんのよ!
そんなこと陛下と出来る訳ないじゃない!!
無理無理!ぜーーーったい、無理!!!
いくら演技の上でも、出来ないものは出来ない!!!!
心の中でばたばたと忙しなく叫びながら、夕鈴はぼふっ、ぼふっと顔を赤くしていた。

「―――じゃあ、どうする?」
「へっ?」

夕鈴は我に返る。
黎翔の言う事に、首を捻る。
何が、どうする?なのかしら。

「夫婦らしいこと。夕鈴が今言ったことが出来ないとなると、何をするのかなって。」
「そ、それは…」

どうしようっ?
他に夫婦がしていることなんて、私知らないわよっ?
でも、何か案を出さないと、結局陛下の膝の上に乗ったままってこと?
それは恥ずかし過ぎる!!
何とかしないとっ!
でも……夫婦って他に何をするの?
夕鈴は本気で悩み始めた。
こめかみに指を強く押しつけ、う~ん、う~んと頭を捻る。
すると、黎翔が徐に口を開いた

「―――…じゃあ、僕の両親がしていたことでも良いのかな…」

――――――――――――――――――――――――――――――

ぶちっ。


3へ続く

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Author:さき
さきと申します。
「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
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