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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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少しの違和感

新年、明けましておめでとうございますm(__)m
本年も、我がブログを宜しくお願い致します。

それでは、新年の始めも張り切って行きましょう!

目の前で消えた夕鈴に、驚く浩大。
一方、夕鈴は再び現代へ―――

―――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



「―――あ、姉さん!やっと出てきた!」

ミラーハウスの出口には、いつもの優しい姉思いの弟が、心配そうな顔で立っていた。
それに夕鈴は駆け寄る。

「ごめんね青慎。ちょっと迷っちゃって。」
「あんな簡単な迷路で迷子になったのかよ。お騒がせな奴だな。」
「――っ五月蠅いわねっ!放っておいてよ!」
「ね、姉さん。几鍔さん。人前だから…っ。落ち着いて。」

愛する弟だけでなく、几鍔までいた。
しかも開口一番憎まれ口。嫌な奴だ。
陛下に話した評価も、やっぱりしっくりくる。
陛下…

「―――?どうした?何かあったのか?」
「姉さん、どうしたの?顔色あんまり良くないよ?大丈夫?」
「―――――ううん、何でもないの。心配してくれてありがとう、青慎。」
「青慎だけかよ。」

几鍔の呟きは無視した。
それより考えることがあったからだ。

突然いなくなったから、圭望さんや雪花さん達を驚かせちゃったかしら。
浩大はどうしたんだろう。
瑤花さんにもまた心配かけちゃったわね。
李順さんには、許可なく後宮を出てしまったから、また行く時は怒られるだろうな。
陛下は…
―――陛下。
結局、喧嘩別れみたいになってしまった。
こんなにも突然に帰って来る事になるんだったら、仲直りしてくるんだったわ。
――元々、怒りは夕鈴の一方的なものであったが、その事を忘れている。
でも何で喧嘩したかって…

ボッ

夕鈴の顔が赤くなる。
陛下と喧嘩した原因を思い出したからである。
―――ううん!やっぱり仲直りとかなし!
そもそも、私が悪いわけではないのだしっ!陛下のせいよっ!
そうよ。戻らなくてもいいじゃない。
丁度良いから頭を冷やしましょっ。

「さっきから何百面相してるんだ?」
「うひゃっ!な、何よ、突然話しかけないでっ!」
「さっきから話しかけてるぞ。なのに返事をしないから。」
「何よ。何か用?」

訝しげな顔をしている几鍔の視線は、私の頭に向けられている。

「―――お前、そんな髪形だったか?」
「へっ?」
「さっきのミラーハウスに入る時まではいつもの髪形だったよな。今の髪形は……どう見ても一人で出来る髪形じゃないだろ、これ。」
「き、気のせいよ!私はこの髪形だったわっ!」
「…え。姉さん、そんな髪形だったっけ…?」
「青慎!姉さんは家からこの髪形だったわよねっ!?そうよねっ!?」
「う…うん…そうだったような気がしてきた…。」
「…そうか?」

強引に事実を捻じ曲げながら、夕鈴は必死に弁明していた。
ミラーハウスで過去に行っていた事は、言ってはいけないことだろう。
というより、言ったところで信用なんてして貰えない。
それどころか「お前、頭おかしいんじゃねえか?」とか「映画や漫画の見過ぎだ、ボケ」とか言われそう。
そして青慎には「…疲れてるんだよ、姉さん」とかフォローされるんだわ。
―――それだけは嫌だっ!

「―――さぁ!次のアトラクション行くわよ!次はあれにしましょ!」
「また絶叫系かよ!どんだけ好きなんだっ?!」
「姉さん…観覧車にしない?僕、ミラーハウスで少し酔っちゃったみたいで。」
「ああっ、そうなの青慎っ!大丈夫?ごめんね、姉さん気づけなくて。じゃあ、一緒に乗りましょ。」
「俺は放置かよ。」
「あんたと観覧車なんて御免よっ!」
「…二人とも喧嘩しないで…」

こうしていつまでも揉め続ける幼馴染二人とそれを宥める少年。
3人は何だかんだ言いつつも、仲良くみんなで乗る事に決まったようだ。

―――その様子を見ていた二人組が居た。

一人は長い黒髪、紅い瞳の20歳前後の女の人。もう一人は、栗色の髪に赤い瞳の、10代前半の男の子。男の子の方は本を持っている。
その男の子は本を持って、夕鈴たちの方を見ながら呟く。

「次は―――日後。またね、お姉さん。」

本をパタンと閉じる。
「帰りましょ」「そうですね」そう言って、観覧車を背後にする。
そして二人はどこかへと去って行った…。

――――――――――――――――――――――――

短いですが、ここまで。

とうとう出てきましたよ!
二人組が!
ここでのシーンも、後々意味を持ってきますので、覚えていて下されば…


次回予告↓

現代に戻ってきた夕鈴。
学校の下校時、出会った人物とは――――?

次回「突然の訪問者
お楽しみに!

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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