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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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二人の姉弟

皆様今日は!
今日も時間が無いので、これ一つだけで勘弁を!

パラレルの続きです♪

許祐と戦う夕鈴たち。
夕鈴が捕まった時、助けてくれたのは―――?

――――――――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



この人には見覚えがある。
2週間前の遊園地で、トイレに入った時に見かけた女の人だ。
美人だったから覚えている。
―――その人が、何故ここに?

青慎と明玉、他の子分達のの顔を見る限り、今ボールを投げたのはあの人なのだろう。
どうして助けてくれたのか。
何故ここにいるのか。
疑問は沢山生まれるも、突然のことで全員呆然としていた。
すると、女の人は踵を返した。

「―――あ!待ってッ!」

体育館入口と夕鈴のいた真ん中付近では、結構距離が開いていた為、声が届かなかったらしい。
女の人は夕鈴の声に気づかず、去ってしまった。
その背中を、夕鈴は追いかけた。


****************

「―――はぁ…はぁ…っ!…結構くるわね…毎日特訓してたのに…。」

もちろんそれは白陽国の話である。
現代での夕鈴はそんな暇はないので、特訓は暫くご無沙汰している。
こんなに動くのは久しぶりなのである。
息が切れても仕方が無い。

「どこに行ったのかしら…」

辺りを見渡す。
いつの間にか、玄関前まで来ていた。

「確かにこの方向に来たと思ったんだけど…もう帰っちゃったのかしら。」

せっかく助けてくれたので、お礼を言いたかった。
危ない所を助けてくれたので、恩人とも言えるかもしれない。
これで会えなくなるなんて、非常に残念だ。

「また会えるかしら…。」
「会えるよ。」

突然、玄関の靴箱の向こうから声がかかった。
この声にも聞き覚えが…
その方向を見ると、立っていたのは…

「―――っ!あ、あなたっ!ミラーハウスのっ!」
「―――久しぶり。お姉さん。」

そこに居たのは、ミラーハウスで会った男の子。
陛下に似た面差しは変わらない。
その子の隣に、先ほどの女の人も立っていた。

「あ…さっきの。あ、先ほどは助けて頂いて、ありがとうございました。」
「いいえ。特に何もしておりませんわ。」

女の人とは初めて言葉を交わした。
その声はどことなく艶があり、聞いていて惚れ惚れするほど綺麗な声だった。

「あ、あのっ。あなたはこの間、遊園地でもお会いしましたよね?というかっ!そこの男の子!あなた…っ!」
「―――僕たちは、白家。僕は白 翔悠。」
「私は、白 麗鈴と申します。」
「―――え?白家?」

突然の自己紹介に、戸惑う夕鈴。
男の子の方は、この前自分が白陽国に行くきっかけとなった合わせ鏡をした子だ。
それに、どことなく陛下に似ているのも気になる。
白家…
そういえば、陛下は「珀 黎翔」という名前だわ。
何か関係が…?
そこまで考えたところで、二人に動きがあった。

「あなたには『あちら』に戻って頂きます。」
「―――え?」
「それでは――――」

そう言って、男の子が手に持ったものは――――いつかの鏡。
背後には、学校の玄関前に飾ってある、寄贈品と思しき大きな鏡。

「ちょ、ちょっと待ってっ!あなた達は一体…っ!」

そこまで言って、夕鈴は背後の大きい鏡の光に包まれた。


*******************

「―――あっ!居た!夕鈴!」
「ここに居たのか…っ!?何だっ?!この光は…っ!」

明玉と几鍔、青慎が、麗鈴を追いかけた夕鈴を探して玄関に着いた時、目を焼くほどの光が、夕鈴の居る方向から放たれた。
少し経つと光が収まり、目が開ける頃には―――そこには夕鈴の姿はなかった。

「―――なっ?!夕鈴はどこだ?!」
「夕鈴っ?どこ!?」
「姉さんっ!!」

3人は突然消えたように目の前から居なくなった夕鈴を探す。
きょろきょろと辺りを見渡すと、几鍔は怪しい二人を見つけた。
一人は鏡を夕鈴が居た方向に掲げている。

「―――おいっ!もしかしてお前ら、夕鈴がどこに行ったのか知ってるんじゃないのかっ?」

直感的に、几鍔は言い放つ。
二人の醸し出す雰囲気が、普通の一般人とは違う事を敏感に感じ取ったらしい。

「―――あ、さっきの女の人…」
「夕鈴がどこに行ったのか知ってるんですかっ?!」

青慎と明玉は、几鍔の言った言葉に反応して、二人に問い掛ける。
すると二人は顔を見合わせる。
痺れを切らした几鍔が再び詰め寄る。

「―――おいっ!夕鈴をどこにやったっ!!」

すると男の子―――白 翔悠が口を開いた。
たった一言。

「彼女は…『私たち』にとって、なくてはならない存在なんだ。」

―――それだけを言った。

―――――――――――――――――――――

というわけで、白家の二人の姉弟のお目見えでした~。
言ってないのに、「姉弟」と出しております。はい、夕鈴は知りません(笑)
まだまだ全容はお目見えではありませんが。
そのうち出てきますので!

このシーン。
覚えておいて下さるとありがたいです。
後々出てきます♪


次回予告↓

白家の二人に(強制的に)送り出された夕鈴。
気が付いたらそこには、なんと―――――?

次回「それぞれの思い
お楽しみに!

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
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