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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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○○○パラダイス☆

皆様今日は!

こちらはですねぇ…www
何と入っても、私のブログで掲載中のタイムスリップもののパラレルです!

…つまるところ『パラレルのパラレル』と思って下さいませ~←おい

…最初の奥庭掲載がこれか、と呆れないで下さいませ(・・;)

私も目次に置こうか悩んだんですが…やっぱり、パラレルのキャラが軽く崩壊しているので、奥庭に置く事に決めました!(キリッ)

というわけで。
これは某国でイラストのお礼にK様にリクされたものであります!

先述しましたが、パラレルの二人が軽くキャラ崩壊してます!
広い心で見て下さいませ!!!

時期的には、再臨時花嫁編~家出編辺りです♪

――――――――――――――――――――――――

【パラレルのパラレル】
【現代・原作どちらも出ます】
【オリキャラが出演】
【捏造】



「―――お妃様、本日の夕餉には、揚げ物をご用意いたしました。」
「まあそうなんですか。」

そう言って卓の上に出されたのは―――唐揚げ。
それは豆腐を揚げた後、醤油と酒で煮たもので、私の時代にもよく食卓に載る物であった。
この時代にはもうあったのか、と妙に感心しながら夕鈴は口をつける。

「―――」
「―――どうされましたか?…お口に合わない物でしたか…?」

侍女さんが恐る恐る聞いて来る。
夕鈴はそれに妃然として「いいえ、何でもありませんわ。」と答え、箸を進めた。
―――心の中では少し溜息を吐きながら。



夜。
寝室の寝台に座りながら、夕鈴は少し考え事をしていた。
それに瑤花は、少し困惑した様子で聞いて来る。

「―――どうなさったのですか、夕鈴様。」
「いえ…」

そう夕鈴は答えるものの、どこか上の空である。
夕鈴のこの様子は夕餉の途中からである。
何か食卓に変な物でもあったのか。
それとも…毒でも含まれていたのか。
瑤花は先ほどからずっと気を揉んでいた。
しかし、次の夕鈴からの言葉でそれは杞憂だと分かった。

「瑤花さん…この時代の唐揚げは、お豆腐だけなんですか?」
「え…?」
「あと、味付けも。いえ、この時代の味付けが悪いという訳ではないのですが…少し濃い目なんですね…」
「え…と。夕鈴様?」
「―――あ、いえ、今の質問は忘れて下さい。」
「あの」
「ごめんなさい、変な事を聞いてしまって。それでは、お休みなさい。」
「―――お休みなさいませ…」

瑤花は自分の考えていた事からは程遠い夕鈴からの質問に呆気にとられていると、いつの間にか夕鈴に就寝の挨拶をされてしまったため、その場を退くしかなかった。
夕鈴の様子は気になるものの、夕鈴の言っていた内容から今すぐ大変な事態になるとは思わなかった瑤花は、その場限りの事として特に気にも留めなかった。


******************

脂ののった美味しそうな鶏の唐揚げ。
昔ながらの豆腐の唐揚げ。
小海老の唐揚げ。
餡やタレのついた唐揚げもあった。
食卓の上には、様々な“唐揚げ”が載っていた。

「美味しそう…」

夕鈴はごくりと喉を鳴らした。
何だろう、いつもならそんなに心動かされる事は無いのに、今はこんなにも“唐揚げ”が美味しそうで、とても食べたい。

「―――いっただっきま~~す!」

早速食べる。
すると――――

「―――この味付けはあまり良くないわね…。これも、これはもっと濃くした方が…あっ、これはもっと水分を飛ばさなきゃ美味しくないじゃないのっ!」

食べていく傍から文句を言っていく。
普段ならあまり食事に対する文句は言わない夕鈴だが、気が高ぶっているのか、ここぞとばかりに、まるで重箱の隅をつつくように細かい指摘をして行く。
そして最後に一言。

「―――やっぱり…自分の家庭の味が一番よね…」

その一言に尽きる。
自分ならもっと食材を美味しく引き立てる味付けをする。
この唐揚げもあの唐揚げも、もっと美味しくなるだろう。
気が付いたら夕鈴は、唐揚げを作りたくてたまらなくなっていた。
自分が台所に立って器具を持って料理している姿しか想像できなくなっていた。
そして頭の中には「唐揚げ…唐揚げ…」と同じ単語がぐるぐる回っていた。


********************

「―――夢か…そうよね…」

目覚めたらそこは寝台。
昨日は夕餉に唐揚げが出てきたから、あんな夢を見たのだろうか。
自分は今白陽国に居て、国王陛下の妃(仮)で、久しく料理などしていない。
料理をしたい、という欲求も前面に出ていた気がする。

それにしても―――

夢の中の唐揚げの味はとてもではないが自分の満足のいくものではなかった。
自分ならもっと…

あれは夢であったはずなのだが、夕鈴の頭の中は同じく「唐揚げ」のことで頭がいっぱいになっていた。



「―――だから、あげるよ。」
「え?“からあげ”?」
「え?」

昼。
いつものように陛下と四阿で昼餉を摂った後、お茶を飲んでいると突然陛下に何かを言われた。
実際は、黎翔はずっと話していて、夕鈴が突然聞こえてきたように錯覚しただけだ。
頭の中が“唐揚げ”でいっぱいの夕鈴は、「からあげ」という単語に反応した。
よって、その前の陛下の言葉は聞きとれていない。

「―――あ、すみません…」
「…どうしたの、夕鈴。何だかさっきから変だよ。」
「―――」

さっきから…というよりも、朝から変だという自覚はある。
しかし、こればかりはどうしようもない。
だって、私はここでは陛下の妃(仮)で、決して料理はしないだろうから。

「何か悩みがあるなら…」

だから、その陛下の言葉に敏感に反応した。

「陛下…」

夕鈴は半ば考え事をしながら言った。

「何?」
「私…今とっても未来に帰りたいです…」
「―――っ!!?」

黎翔はがたがたっと音を立てて立ち上がった。

「ど、ど、どうしたのっ、ゆーりんっ!僕何かしたっ!?」
「いえ…陛下はどーもしないんですけど…」

まるで三行半を突き付けられたような夫(仮)の様子に気づく訳もなく、妻(仮)は上の空で答え続ける。

「ただ…今とても自分の時代に帰りたい気分なんですよ…」
「ど、どうしてっ?何か不満でもあるの?教えてっ、何でも望みは叶えるからっ!」
「いえ…こればっかりはどうしようもないんですよ…」

だって、味付けにはこの時代にはない調味料とか、料理器具とか使うかもしれないし。
やっぱり、我が家の台所が一番よね。

「はぁ………早く帰りたい…」
「―――っ!!」

蒼褪める黎翔と溜息を吐く夕鈴。
黎翔は色々と夕鈴のご機嫌を伺おうとするものの、その全てに夕鈴は上の空調子でスルーした。
そのやり取りは、来るのが遅いと側近の李順が黎翔を迎えに来るまで続けられた。



その夜、やっと夕鈴から理由を聞くことが出来た黎翔は、宮廷料理人に美味しい唐揚げを作らせるよう手配した。
しかし、夕鈴のお眼鏡にかなう唐揚げは、ついに出される事はなかった。
一口食べるも影でこっそり溜息を吐く夕鈴に、黎翔は暫くの間悩まされる事となった。

―――――――――――――――――――――――――――

面白可笑しく書かせて頂きましたwww

ちなみに構想↓

夕鈴の身の回りで「からあげ」という単語がたくさん出る。

夕鈴、頭の中が唐揚げでぐるぐるし始める

夢オチ

陛下に「…私、今とっても帰りたいです…(からあげが食べたい)」と呟く

陛下「!!!?」

陛下、美味しいからあげを宮廷料理人に作らせようと必死(笑)

完(笑)


みたいな感じです(笑)
もう(笑)が沢山出てます(笑)(笑)(笑)←

そして以下はおまけ。
家出編での汀家宅の夕飯の風景(予想)です♪

――――――――――――――――――――――――

「あれ?姉さん、何か唐揚げ多くない?」
「そう?今日は鶏肉が安かったから、姉さん張り切っちゃった。あと、お豆腐も。いっぱい食べてね!まだまだあるから!」
「うん…(姉さん…どんだけ作ったの?)」

結局、その夜では食べきれなくて、翌日の岩圭と青慎の弁当に唐揚げが追加された。

―――――――――――――――――――――――――――――――

家出編で帰ってきた夕鈴。
白陽国での唐揚げ食べたい欲求が忘れられなくて、結局青慎が被害を被るという…(笑)←

…という、ちょっと目次に置くのを躊躇う、こんなお話でした~(@^^)/~~~

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