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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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過去を辿る

皆様今日は♪
今の北国はとっても晴れ晴れとしてます

それでは!
続きをどうぞ♪

現代に戻って来た夕鈴。
しかし、戻って来た瞬間を几鍔達に見られて―――?!

――――――――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】
【捏造】



「――――そ、それじゃあ…姉さんは、過去の『白陽国』に行ってて…?」
「そこで王様と会って…王宮に居て…?」
「そう言う事が何度かあって、再び戻ってきた…ってか…?……――――そんなの信じられっか!!!」
「でも几鍔さん。それだったら、夕鈴のこの格好はどう説明するのよ?」
「ぐっ…!」

汀家の自宅、夕鈴の部屋。
廃校から戻ってきた四人。
几鍔を始め、明玉と青慎は、夕鈴に説明を求めた。
曰く、あの二人は一体何者で、夕鈴は一体どこに行っていて、その格好は何だ?との事。
まだ目が赤い夕鈴だったが、家に帰る事には思考が大分落ち着いたので、三人にこれまでの経緯を話すことが出来た。

部屋でいきなり鏡が光った事。
気が付いたら、見たことも無い場所に居た事。
そこは、現在の白陽省のずっと昔の国『白陽国』だったこと。
その国の王様の臨時花嫁をするようになったこと。
再び現代に戻ってこれた事。
それが何度も有った事。

…ここまでを説明した所で、聞いていた三人はポカーン…としていた。
―――そりゃそうよね…私だって最初は信じられなかったし…
それを体験していない人に、信じて貰える方が有り得ない。
そう思った夕鈴だったが。

「―――じゃあ、最近何だか浮かない顔してたのも、男の人を知りたいと、許祐のデートにOKしたのも…」
「…高そうな髪飾りを付けてたのも、遊園地の帰りに変な髪形になってたのも、妙に強くなってたのも…みんなみんな、『白陽国』とやらに行っていたせいかっっ!!!」

明玉と几鍔が、それぞれ最近の夕鈴の変化を口にした。
まさか、覚えているとは…というか、気付かれていたとは。
今度は夕鈴がポカーンと口を開ける。

「よく…覚えていたわね…」
「当たり前だ!!普段なら絶対に弟の為にって、高そうな髪飾りなんてお前は買わないからなっ!!飾りっ気の一つもないこいつが…って気になって」
「―――って!ちょっと、最後の一言は余計よっ!!!馬鹿几鍔!!」
「何だとっ?!!!」
「何よっっ!!」
「二人とも…落ち着いて…」

それまで一言も発していなかった青慎が二人を諫める。
その声に、二人ははっとした。
そうだ。今は言い争いをする時じゃない。
すると、ずっと何かを考えていたらしい明玉が口を開く。

「でも……じゃあ、あの二人は何なの?」

明玉の一言で、部屋が静まりかえる。
几鍔が夕鈴に詰め寄った。

「何でお前まで静かになってんだっ?!お前は何か知ってんじゃないのかよっ!」
「うっさいわね!そんな耳元でがならなくても聞こえるわよ!!!」

一呼吸置いて、夕鈴は静かに言う。

「―――知らないわ。あの二人に…と言うよりも、あの男の子の方は、会う度に鏡を使って白陽国に戻されて…る気もするけど。」
「そっか…姉さんも知らないんだ…」
「…あの二人の事が分かれば、もしかしたら何か掴めるかもしれないのにね…」

夕鈴の言葉に、青慎も溜息をついて、次いで明玉も嘆息する。

「―――あ!でも、あの二人、自分達は『白家』って言ってたわ!…何かの手掛かりにならないかしら…?」
「『白家』…?―――そんなの、この国にうようよ居るだろうに。どーすんだよ?」
「うぐっ…!」

的確な几鍔のツッコミに、夕鈴はぐうの音も出ない。
そうなのだ。
『白家』など、有り触れた苗字を持つは、この国に沢山居る。
もしあの二人を探そうと思っても、この広い国でどうやって探すのか。
有り触れた苗字だけを手掛かりに…?――――無理だ。
せめて、他にも手掛かりが有れば…―――あ…

「珀、黎翔…」
「――あ?」
「陛下の…その王様の名前…『珀 黎翔』って言うの…」
「…それがどうしたよ…」
「あの男の子…『白 翔悠』って言っていた…。陛下と何か関係があるかも」
「あぁ?」

そうだ。陛下だ。
あの男の子、陛下に似ていた。
珀と白。音も似ている。
――なら、私がするべき行動はただ一つ。

「――――調べなきゃっ!!」

白陽国の歴史。
陛下に纏わること。
この省になるまでの、この地域の歴史を、調べなきゃ!!
夕鈴はくるんっ!と三人の方を見る。
―――と言うより、愛する弟の方を。

「青慎!青慎の中学校の歴史の教科書貸して!!!」
「「そこから(かよ)!!!?」」

明玉と几鍔のツッコミは、この際聞こえない事にして。

まずは簡単な事から始めよう!!!


***************

「白陽国についての歴史は…――――――少なっ!」

青慎の教科書を貸して貰った私は、その記述の少なさに驚いた。
何せ、その記述は―――

―――白陽国建国 ○○年。
―――白陽国 ○○国へ遠征。領土を得る。
―――白陽国○○治世、最盛期。
―――○○年。白陽国、王政を廃止し、○○国の省の一部へ。

―――というもの。

―――――少なすぎよっーーー!
これでは手掛かりも何もあったものではない。
『珀 黎翔』の『珀』の字も出てこないではないか。
いや、中学生の教科書だから仕方ないのかもしれないが…

「当時の王の名前は、基本的には公開されないものね。死後は、別の名前を付けられるし。」

そうなのだ。
明玉が言うように、昔の王様は、死後別の称号を付けられる。
つまり、生前使われていたであろう『珀 黎翔』の一文字も、歴史の教科書には載っていない。
結論を言うと、中学の歴史の教科書は、ほぼ役に立たない。

「あーーーっ!もう!何で昔のやり方はこんなにややこしいの!!!」

だから苦手なのだ、歴史は。
今と全く違う風習や思想、地域毎の違いなどに溢れていて、とてもではないが覚える気になれない。
でも、この苦難を乗り越えないと、あの二人に辿り着かないのではないだろうか。
そう思うと夕鈴は焦る気持ちが出てくる。

「――とにかく、次は高校の教科書よ、高校の!」
「…最初からそっちを見れば良かったんじゃない…?」

明玉は呆れたように言う。
それは聞こえなかったフリをして、夕鈴は高校の歴史の教科書を取り出した。
念の為、持って来て良かった。
パラパラ…と、中学の教科書で調べた年代を捲る。
確かに、中学の内容よりは具体的だけど…

―――白陽国建国 ○○年。○○治世、始まる。
―――白陽国○○治世代、 ○○国へ遠征。領土を得る。
―――白陽国○○治世、最盛期。
―――国際化の波、白陽国へと及ぶ。
―――白陽国内に、民主化運動勃発。
―――○○年。白陽国○○王、王政廃止を宣言し、○○国の省の一部へ。
―――白陽国国王一家。王家の財産・土地・身分を国に返上する。

―――最後の記述を基に、高校の教科書では王家の足跡は途絶えていた。

「―――これじゃ、探すのはとても無理よ…」

夕鈴は溜息を吐く。
歴史が苦手な夕鈴でも、手掛かりが少ない事は理解できる。
肩を落とした夕鈴に、明玉はポンと手を叩く。

「―――そうだ!今日は夕鈴、バイト無かったわよね?」
「え…?あ、うん。無いけど…」
「じゃあ、これから王立図書館行かない?」
「図書館?」

夕鈴はきょとんと明玉を見返す。
流石の明玉も呆れた。

「―――夕鈴、調べものなら、図書館が最適でしょ?」
「…そ、それもそうね…」

焦って夕鈴は返した。
そう言えば、自分も料理の本を探しに、図書館に行ったことがあったっけ。
何で図書館の存在を、忘れていたのだろう。
兎にも角にも、放課後。
明玉と夕鈴は王立図書館に行く事を決めた。

――――――――――――――――――――――――――――――

…え(・・?
「王立」?
「国立」の間違いじゃないの?

そう思ったあなた!
目敏いですね!
そうです!これにはちゃんと訳があるのですよ!
…そんなに深くもないですが。
いつか語られる(はず)ので、お待ち下さいませ(笑)

やっとこさ三人に事情を話しましたよ~(^_^;)
まあ、簡単に話せる内容でも無いですが←


次回予告↓

明玉と共に、図書館に来た夕鈴。
しかしそこに有った資料には―――?

次回!
埋もれた歴史と自覚
お楽しみに!

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
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