雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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離れない 1

皆様お晩です|д゚)

ちょいと忙しかったもので…中々更新出来ない日々が(;´・ω・)←言い訳

はぁ…ちょっと落ち込むこともありましたし…ね。

そんな時はお話をupするのが一番ですね!←どんな解消方法www

こちらは某国で仲良くさせて頂いている、U様から頂いたネタを元に書いたものです( ̄▽ ̄)
某国ではすでに掲載済みですよ~( ̄▽ ̄)


注意事項をば。

・最初から死ネタです←
・でも話はそんなにシリアスではないです
・だけどそこはかとなく切なさが漂います
・それでも陛下は○○○○○ですw

お盆の時のネタなので。
あちらで出す時もちょっと躊躇いましたが。
でもやっちゃう自分←

それでも宜しければ、どうぞ( ̄▽ ̄)

―――――――――――――――――――――――――

【原作設定だよ】
【でも最初から『死ネタ』だよ】
【ちょっと切ないよ】




気が付いたら夕鈴は見知らぬ場所に立っていた。
辺りは静まり返り、しかし水音だけははっきり聞こえる…そんな場所。
よく見たら、それは…

「…ハッ!ここは…川…?」

そこで思い出す。
自分が気を失う直前の出来事を。
確か自分は後宮に居たはず…立ち入り禁止区域に。
そこで掃除をしていたら、いきなり見知らぬ男に襲われた。
もちろん、すぐに逃げた。奥深く、奥深くへと。
でも、そいつは追いついてきて…
浩大を呼んでも来ず、とうとう追い詰められて…
―――その後、どうなったんだっけ?
目の前で煌めく白刃の映像を最後に、自分の記憶は途切れている。
もしや、自分は切られたのだろうか?
それにしては、痛みもないし苦しくもない。
―――あの状況で、これは逆に不自然じゃない?
だとしたら自分は切られて、意識を失って…そして…―――

「も、もしかしてこれが三途の川?!そうか私、死んじゃったんだ!」

人は死んだらあの世へ行く。
その時にみんな渡るのが、三途の川と言うらしい。
川の向こうから先祖が手招きしてくるとか、河原で子供が石を積み上げているとか。
そんな話をたくさん聞いたが、辺りを見渡してもそのような風景は繰り広げられてはいない。
ただ、広々とした川に地平線が続くばかり。
…あの襲撃の記憶がなければ、夢でも見ているとか、いつの間に来たのやら、と言いたいところだ。
どうやら聞いた話とは大分状況が違うが、自分が死んだのは確かみたいだ。
―――だって、こんなに現実味が無い。
死んだと言われた方が幾らか納得出来る。

「そっかぁ…私、死んじゃったんだ…」

ぽつりと呟く。
呆気なく訪れた自分の最期に、何だかやるせなさを感じた。
結局、陛下には自分の気持ちを伝えることなく、また自分の人生の最期に顔を見ることもなく。

「―――気が付いたら全てが終わっていた、なんて…」

どうしようもない気持ちで一杯だ。
まるで迷子の子供のように力を失くし、川の向こう側を見る。
―――噂では、死んだらあちら側へと行かなければならない、とか…

「あなた、あちらへ渡るんですか?」

ぼーっと川を見ていると、突然声が掛けられて夕鈴は飛び上がった。
驚き振り向くと、眼に映った人物を信じられないとばかりに夕鈴は更に目を剥いた。

「だ、誰っ―――て、ええぇ?!り、李順さん?!何やってんですか、こんなところで」

そこに立っていたのは李順であった。
寸分違わず…いや、服装は違うが…髪型と言い眼鏡と言い、間違いなく記憶の中の李順であった。
しかし目の前の人物はその眼鏡を押し上げ「はっ?」とこれまた同じように人を小馬鹿にしたような声を発しながら否定した。

「李順?誰ですかそれは。私は奪衣婆です。それよりあなた、あちらへ渡るんですか?」

奪衣婆…それも聞いたことがある。
三途の川に立っている鬼婆だとか。
どうやら、夕鈴に川の向こうへ行く意思があるのか聞いているらしい。

「だつえば…そ、そうかそうよね。三途の川なんだものね。そうね、私死んじゃったみたいだし、向こうに渡らないと」

このままここに居てもどうしようもない。
生来大人しくしているのは性に合わないし、死んでしまったのならいっそ潔く…潔く、あちら側へ渡るしかないだろう。
諦めモードを漂わせながらぽつりと呟くと、李順さん…もとい、奪衣婆は信じられないことを口にした。

「そうですか。では六文お支払いください」
「………え?」

何だろう、聞き間違いだろうか。
今、信じられないことを耳にしたような…
すると小馬鹿にした態度から更に見下した態度になった李じゅ…奪衣婆が言った。

「あなた、その歳で耳悪いんですか?ですから六文お支払いください。それが彼岸への渡し賃ですよ」
「お、お金がいるのっ?」

そんなの初耳だ。
人の噂では、お金の話など一切聞かなかったのに…。
李…奪衣婆は、眼鏡を光らせ声音を低くした。

「当たり前でしょう。こっちだって慈善事業でやっているわけじゃないんですよ。―――もしかして持っていないんですか?」

最後の言葉に、夕鈴はぎくりと肩を強張らせる。
自分の肩や胸元、腹や腰、腕などにパタパタと手をやってみるものの、金目のものは、一切ない。

「お金、お金…―――ご、ごめんなさい。どうやら私、一文無しで死んじゃったみたい」

それも当たり前だ。
自分は立ち入り禁止区域で掃除をしている最中に死んだのだ。
身に着けていたものと言えば、三角巾に掃除婦衣くらいなもの。
それらは到底、金目のものにはなり得ない。

「そうですか。では仕方がありませんね。―――それなら代わりに身につけているその着物を寄越しなさい」
「―――え?」

仕方ない、と言われたことで妥協してくれるのかと思った夕鈴は、次いで告げられた言葉に目を丸くした。
頭が真っ白になったとはこのことだ。

李順さんは、何と言った?―――服を、寄越せ?

「渡し賃を支払えない者は身につけている衣類でもってその代金とする、それがここのルールです。―――ハッ、あなた何も知らないんですか?」

口元を歪めて笑いながら、馬鹿にしたように李順さんは言う。
こういうところもそっくりだ―――実は、本当に李順さんが奪衣婆なのでは、と疑ってしまいそうだ。
いや、そうに違いない。
奪衣婆が李順さんなのか、李順さんが奪衣婆なのかは、よくわからないが。
回らない頭で珍妙なことは考えついた夕鈴だったが、重要な事を思い出す。

『服を脱げ』

そう言われたのではなかったか?
それをはっきりと理解したら、すぐにバッと襟元を死守する。

「で、でででででも、私これ脱いだら丸裸なんですけどっ?!」

じりじりと後退しつつも、詰め寄ってくる李順さんの方が早かった。
物凄い剣幕で、いつもの上司を見ている夕鈴からしてみれば、蒼褪めるしか術はない。

「黙らっしゃい!渡りたいならつべこべ言わずに脱ぎなさいっ。どうせあの世では俗世のものなど何の意味も持たないのですっ」
「そ、そういう問題じゃ…あ、や…ちょっ…やめ…!」

李順さんは嫌がる私から服をはぎ取ろうとした。
普段は温厚とは言い難いながらも、乱暴な所は決して無いバイト上司の変貌に、夕鈴は瞳に涙を溜めるしか道は無い。

そんな時、ここで聞くはずのない声を聞いた。

「夕鈴!!」



――――――――――――――――――――――――――――

ほとんどセリフはU様より頂いております(笑)
もちろん、私が書き足したものもございますが( ̄▽ ̄)

さて…続きはいつあげられるかな( ̄▽ ̄)?


2へ続く

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*Comment

NoTitle 

こんばんわ^^

コメ残したのに、何故か投稿できないんですけど~(-_-;)
続き、こちらで待ってていいかな?(笑)
李順さんの容赦なさに慄き、最後に名を叫んだあの方はどうやってきたのかしら・・・。
待ってるね^^
  • posted by ママ 
  • URL 
  • 2014.09/10 23:59分 
  • [Edit]

ママ様へ 

お晩です(*'▽')

な、何ですとっ?!
ママ様のコメを拒否るとは・・・おのれ、私のブログ(>_<)!←

容赦ないですよね~…あ。でも。
この人(?)は李順さんじゃないんですよ~( ̄▽ ̄)
夕鈴も途中から間違えてますが(笑)←

続き・・・あるにはあるのですが、中々upできず(>_<)
もう少々お待ち下さい(;´Д`)
  • posted by さき 
  • URL 
  • 2014.09/11 22:34分 
  • [Edit]

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