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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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三途の川の道すがら(復路)

皆様今日は( ̄▽ ̄)

…え( ̄▽ ̄)?
こんなの某国では知らないって?

そりゃそうですよwww
こちらはブログのみでお送りいたしておりますから←

本当はSNSでも書こうと思っていたんですが…あまりの進まなさに、唸っておりまして。
そしたらブログの方が追い付いてきちゃったんで、いっそこちらだけでいいかと←

ま、『往路』があるなら『復路』もあるという事で←

では、どうぞ↓


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【(多分)原作設定】




夕鈴と黎翔が手に手を取って歩き出した直後―――
突然陛下が言い出したことに、夕鈴は頭が真っ白になった。

「夕鈴…あれって、嫉妬?」
「―――?!な、なななな、何の事ですかっ?!」

いきなり『嫉妬』の二文字を出され、先ほどまで陛下を意識せざるを得ない状況に追い込まれていた私は、顔を真っ赤にして叫ぶ。

「だって、夕鈴僕が『女神に貰った』って衣を見せたら、僕のこと『女誑し』だって…」
「そ、それは…」

だって、あの時はそうとしか思えなかったし…それに、今でもそれは私の中で燻っている。
あれは、結局どんな経緯で貰ったのかしら…?

「だ、だって…あれは女神様の衣なのでしょう?」
「そうらしいね」
「…女神様は、直前までそれを着ていたのでしょう?」
「―――え?」
「そ、それを、わざわざ脱いで…陛下に渡されたのですよね…?」
「―――――――………っ!?」

夕鈴から言われた事が一瞬分からなくて、少しの間逡巡していた黎翔は、しかしその意味が分かった途端蒼褪める。
つまりは、夕鈴は自分が女神の衣を―――しかも脱ぎたての衣を―――手渡しされたのではと思っているという事実に。

「ちょっ、夕鈴、それは違っ!」
「いいえ、言わなくても分かっています。それに私は助けられた身…ええ、何も言いません」

疑っている。どう考えても。
何やら殊勝な言葉を言いつつも、夕鈴のその眼はまるで不審者を見つめる目だ―――いつかも見た、訝しげな目。
…これは、マズイ。
黎翔の蟀谷に、冷や汗が流れる。
とにかく、弁解しないとと焦る。

「夕鈴、聞いて。あれは―――」
「何も言わなくてもいいんです。結果として、私は救われたので…例え、陛下が女誑しでも、私は何も言いませんから」

どんどん剣呑な雰囲気を纏っていく夕鈴に、黎翔は次第に何を告げればいいのか分からなくなってくる。
通常本人を目の前にして「女誑し」と言わない夕鈴にしては珍しく、臆面もなく口にするそはまるで、夫の浮気を皮肉に詰る妻のそれだ。
―――いや、黎翔にとっては、まさしくそのような心境なのだが。
いつの間にか歩みが止まっていた二人。
そんな夕鈴は黎翔に向かってきっぱりと言い放つ。

「だから、陛下も遠慮なく女神様のところへ行って下さい。私はここで待ってますから…」
「いやいやいや、夕鈴。それはおかしいだろう」

何がどうなったらそのような解釈に繋がるんだ?
何故自分が女神のところへ行かなくてはならない?
折角夕鈴を取り戻して、後は現世に帰るだけだと言うのに。
一安心した後なだけに、夕鈴のその誤解は思った以上に黎翔の癇に障り。
―――黎翔の中で、何かが切れた。

「―――あの衣は、私が女神に事情を説明した後、どこからか取り出して渡されたものだ」
「―――え」
「女神が着ていたものを直接渡されたわけではない」
「…あ…えっと…その」

下がった(気がする)温度に、黎翔の冷たい言葉に、夕鈴はやっと自分が誤解していたことに気づく。
しかしこれまで誤解していた自分が放った言葉が消せるわけでもなく…夕鈴は俯くことしか出来なかった。
だがそれを黎翔は許さない。
俯いた夕鈴の顎に手をかけて上を向かせ、視線を合わせる。

「君に後ろめたいことなど、一切していない―――さて、夕鈴。君は大事な事を忘れているようだが…覚悟は出来ているのか?」
「―――――――――はい?」

―――覚悟…かくご?
その意味が分からないとばかりに顔をぽかーんとさせる夕鈴に黎翔は苦笑し、顎にかけていた手を頭へと移動させる。
そしてその頭を撫でながら、殊更優しく言う。

「―――刺客の刃に倒れ生死の境を彷徨っているこの国の唯一の妃を、国王自らが迎えに行き目を覚ます―――…中々壮大な物語じゃない?まあ、真実なんだけど」
「―――あっ!」

そうだった!その事実を忘れてた!
唯一とはいえたかが一妃の為に―――しかも真実は『バイト妃』の為に―――王様が危険を冒してまで迎えに行くなんて……とても、大変なことじゃあ…

『国王の深い愛が妃を救った』
『愛する王の迎えに、きっと妃は感動して戻ってきたに違いない』
『お二人の愛は、時空を超えて永遠に不滅…まさしくそれを実現したのですわね』

そのような言葉がどこからか聞こえてくる気がする。
思った以上に厄介そうな事態に、夕鈴は駄目だとは思いつつも今来た道を戻りたくなった。

「きっとこれから夕鈴は大変だよ?」

―――別の意味でもね。
小さく呟く陛下の言葉は、考えに耽っていた私の耳には入らない。



自分の思考も黎翔の発言も、寸分違わず現実となる事を、この時の夕鈴はまだ知るはずも無かった…


―――――――――――――――――――――――――――――――

うふふ( ̄▽ ̄)

さて、これで夕鈴と陛下サイドは完全に終わりです( ̄▽ ̄)←


ところで…
実はこの話を書くにあたって、ちょろっと私の他の話の設定を使っております。
どこかと言いますと…

巫女夕鈴です。
作中に「神官」が出て来たと思います。
これは巫女夕鈴の世界で「神殿」が出てきてますが、そこで働く人です。
あちらの設定では腐敗が進んでいて、まともな神官さんが居るかどうかというところですが。

こちらの世界では、ちゃんと機能していて、有能な神官さんが働いています。
それで陛下はこちら(三途の川)へ来ることが出来ました。



という、聞かれても居ない背景を語ってみたwww


では(@^^)/~~~









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*Comment

NoTitle 

こんにちわ^^

おお!疑問が一気に解決!
夕鈴が何で生死を彷徨っていたのか、思ってたんですよ~。
そうかそうだったのか・・・。

デモさぁ~、陛下ってこころせまくな~ぃ?(笑)
夕鈴がぁ~自分の間違いに築いて反省してるのにぃ~、狼でぇ脅しちゃうとか~(笑)

ええっと・・・矢印があるということは・・・・
続きがある。ということね?←
まってるよ~。

神官の言葉で巫女夕鈴が速攻浮かんできたのは言うまでも無い(*^_^*)
  • posted by ママ 
  • URL 
  • 2014.09/28 15:26分 
  • [Edit]

ママ様へ 

お晩です(*'▽')♪
疑問が解決されましたか?
それは良かったです♪

陛下の心の狭さは皆様の折り紙付きですよ( ̄▽ ̄)←
今更…←酷いwww

う…気づかれてしまわれましたか( ̄▽ ̄;)
そうなんです、まだありますよ~(笑)
そこで陛下の更なるアレもご覧になれますので(笑)←

お楽しみに~( ̄▽ ̄)♪

ですよね~。分かりやすかったですよね~。
そのうち巫女夕鈴でも神官さんを出したいものです( ̄▽ ̄)
こんなに立派な方ではないとは思いますがね←
  • posted by さき 
  • URL 
  • 2014.09/28 20:19分 
  • [Edit]

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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