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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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現れた刺客

こんにちは(・x・)
北国は今日から雪模様です(・x・)
でも気温的には霙っぽいです(・x・)

それではパラレル第12話をお送りします(^O^)ノ

『臨時花嫁』の話を断るも上の空の夕鈴。
一方黎翔も、自分がどうしたいのかを迷い――

―――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



陛下と夕食を食べたあの日から3日経った。
あれから陛下とは会っていない。それまでは毎日顔を合わせていただけに、何だか寂しいものを感じる。

「…寂しい…なんて思うのも勝手かしら…。」

何故なら夕鈴は断ったからである。黎翔の「花嫁役」を。
今にも後宮から追い出されてもおかしくはないのに、会えないだけで「寂しい」と思うのは随分身勝手ではないだろうか。

「…というより。暇だわ。」

そう。暇だ。
これまでは三食ずっと、陛下と一緒だったのである。忙しいと聞いていたが、そうではなかったのかもしれない。
それがここ3日は一人で食事をすることになったので、話し相手もなく、夕鈴は手持無沙汰になっていた。

なのでここ最近は、暇な時間を四阿で過ごすことにしている。
ここならば花も見られるし池も見られる。
自分が置かれている状況をしばし忘れられる、癒しの場なのである。

「…それにしても、もう随分時間が経つわね。そろそろ戻った方がいいかしら。」

最初に女官としてお礼を言った、今の私付きの侍女さん達は、それはそれは私の心配をしてくれるのである。寝台は心地よいか、料理の味付けに不満は無いか、湯殿に一人で入るなんて…などなど。
今日も四阿で一人にしてほしい、と言ったら心配そうな顔をされた。
すぐ目の前に後宮があると言うのに、そんなに心配することなのだろうか。
私は子供じゃないのに。

「…っと。そろそろ戻りましょう。寒くなってきたわ。」

そう言って立ちあがった時、近くの茂みが揺れた――――



「…え?」

夕鈴は振り返った。そこには何の変哲もない茂みがあるだけだ。
…今動いたような気がしたんだけど…
気になった夕鈴は、その茂みに近づいた。

ガサッ

「!!!」

夕鈴は声も出なかった。それくらい驚愕したのだ。
茂みから出てきたのは、黒い…異国の漫画に出てくる「ニンジャ」のような服装をした男だった。その手には短剣。その目が捉えているのは―――私!?

「ちょ、あなた誰!?」

その男は無言で近づいた。さすがに、刃物を持った男が近づいて無反応ではいられない。私は男を見据えたまま、背後に退いた。一歩、男が近づくと、私も一歩退いた。
じりじりと、男と私は動く。空気が張り詰めていた。そこへ―――

「夕鈴様。どうなさったのですか?」

侍女の方の声がした。それを合図にしたように、男は動き出した―――

「――――っっ!」

一気に私との間合いを詰めてきた。男との距離は大体2mくらいだろうか。
――――そう簡単にやられてたまるもんですか!

そう思った私の行動は意外と冷静だった。
まず地面の砂を蹴りあげて、男の眼にぶつけた。

「――――っっ!?」

男が怯んだ隙に、侍女がいる後宮とは反対の方向―――王宮へと駆け出した。

「夕鈴様!」
「あなたは逃げて!」

そう言って駆け出した私を、男は追いかける。
初めて王宮の内部に入った私は、どこに逃げればいいのかわからない。回廊をひたすら走る。あっちで曲がり、こっちで曲がりを繰り返して、何とか男を撒いた。

「―――ふぅ。ここまでくれば安心かしら。」

そう言った夕鈴だが、ふと見渡すとそこは知らない部屋。
―――夕鈴は、自分が王宮の何処にいるのかも分からなくなってた。


―――――――――――――――――――――

とうとう現れました、刺客。
男気に溢れた夕鈴をお送りいたします。
夕鈴はこれまで王宮に行ってないです。
まだ臨時じゃないんで。
さあ、どうなるんでしょうね。

『…というより。暇だわ。』
という夕鈴の台詞に、夕鈴の順応力を感じた私…(笑)←
人間、緊張感はそう長くは続かないものです(^_^;)


次回予告↓

何とか刺客から逃れた夕鈴だが、王宮で迷子に。
一方、夕鈴が刺客に襲われたと聞いた黎翔は――――――――?

次回!
第13話「探す者、探される者
お楽しみに!

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さきと申します。
「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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