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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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探す者、探される者

皆様こんにちは♪
パラレル第13話をお送りします♪

臨時花嫁の話を断って以来、陛下と会ってない夕鈴。
そこに現れたのは―――”妃”を狙う刺客!!

―――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



―――その知らせは、政務が一段落した夕方にもたらされた。

「…何?夕鈴が?」

それは、夕鈴付きにと命じた侍女から言われた言葉である。
恐れていた事態が、とうとう起こったのである。

「はい。四阿まで夕鈴様をお迎えに行きましたところ――――夕鈴様の目の前に、黒い服装をした男が立っておりました。私は…最初はそれに気づかず、お声をかけてしまったのです。その瞬間、男が動き出して…。夕鈴様はその男に砂をかけて王宮の方向に走って行って…。男もそれを追いかけました。」
「王宮、だと?後宮ではなく?」
「はい、王宮の方角でした。」

黎翔は考える。何故後宮の方ではなく、王宮へと走り出したのか。後宮の方が内部に詳しい分、逃げやすいだろうに。
―――そこまで考えて、ある可能性に気が付いた。

「…お前はその時、後宮側にいたのか?」
「…はい。そうです。恐らく、夕鈴様は、私たちに…危害が…いかないようにと…。」

そう言うと侍女はとうとう泣きだしてしまった。
李順に侍女を任せ、私は政務室を駆け出した。
―――夕鈴を探す為に。



黎翔は少し早めに歩きながら考える。
――後宮の方から来たなら、こちらに行くか?いやでも夕鈴だし。予想外の方向へいってもおかしくはない…。
回廊をあちこち曲がり、夕鈴が隠れるかもしれない部屋を確認する。

************

同じ頃―――夕鈴は黎翔から程遠い所で迷子になっていた。

「う~ん…いくら逃げるためとはいえ、考えなさすぎたかしら…。」

言っても後の祭り。とりあえず歩くしかない。
どのような道順出来たかなど、必死だったために覚えてはいなかった。
歩きながらも耳を澄ませることを忘れない。
いつあの男が襲ってくるとも限らない。油断は禁物だろう。

「…はあ~…お腹が空いてきた。」

全力で逃げ回っていた為に、夕鈴は空腹を覚えていた。まともに食べたのはお昼だし、四阿では茶菓子しか食べていない。そんな状態で全力疾走したのだ。お腹も減る。
なんとも緊張感のない夕鈴だった。


**********************

「―――いない。」

黎翔は夕鈴を探していた。
刺客から逃げていたのだから、全力で走るはずだ。
それでも夕鈴の足ではそう遠くまで来られないだろう―――と踏んでいた。
実際は―――かなり奥まで入り込んで迷子になっていたのだが。
予想外の予想外で、黎翔には考え付かなかった。

―――その時
―――奥の回廊で何か物音がした


*************

夕鈴は当てどもなく王宮の回廊を彷徨っていた。夕方に四阿から王宮に逃げてきたため、もう日が暮れていた。時間が時間だからか、誰も歩いていない。一人でトボトボ歩いていた。

「これ…今日中に帰れるのかしら。…王宮で遭難して野宿…はは、笑える。」

独りで歩いている夕鈴は、寂しさを紛らわせるため、少し大きい声で独り言を喋っていた。
当てどもなくさ迷い歩く―――なんだか自分の状態を再確認させられているようだ。
結局、この時代では私は独りなのだろう。誰かに頼ることは出来ない。
自分で状況を打破しなくては。何も変わらない。

―――独りきりでいることが、夕鈴の心に暗い感情を生み出していた。



そう考え込みながら歩いていると、後ろから何かの気配がして、夕鈴はバッと振り返った。

―――ニンジャの男!!!

背後から出来るだけ気配を消していたつもりの男だが、夕鈴に気づかれた為、夕鈴に向かって走り出した―――――その手に短剣を構えながら。

「―――っ!」

間一髪で夕鈴は短剣を躱す。その後も何とか躱し続けるが、足元が疎かになっていた。床の出っ張りに気が付かず、尻餅をついた。

―――っっ!!しまった!!

そう思うものの、男は目の前まで来ていた。男が短剣を振り上げる。
夕鈴は痛みを覚悟し、咄嗟に両手をクロスさせ、頭をかばった―――

―――あれ?痛くない?

恐る恐る顔を上げると、そこには――――

――――冷たいオーラを放つ、王がいた。


――――――――――――――――――――

探す者=黎翔 探される者=夕鈴
陛下と夕鈴の温度差に笑ってやって下さい(笑)

最後に出てきたのは、勿論あの人です。
ていうか「王」って書いちゃったし。

腹が減っては、戦は出来ないですよね!
やっぱり人間、食べれる時に食べないと!←

王宮で野宿…あれ?
王宮って建物の中なんだから、野宿って言わなくない?
…というツッコミは無しで(笑)


次回予告↓

刺客に追いつめられた夕鈴。
その時来たのは―――――――あの人!

次回!
第14話「冷酷非情の狼陛下
お楽しみに!

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「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
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