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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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そういえば

…はい!
パラレルの続きです!

ここからは「臨時花嫁編」になります!
第~話とかがありませんが、それは後にこの辺りのエピソードが増えるかもしれないからです。
臨時花嫁編で~という感じで(^u^)

というわけで。
始まります♪

黎翔の「臨時花嫁」としての生活をスタートさせた夕鈴。
そんな時、夕鈴はふと思った事があり…?

――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



それはある日の昼下がり。
夕鈴から言われた言葉に始まった―――――――

「そういえば、陛下のお名前って何でしたっけ?」
「…え?」

ここ白陽国では、国王の名前を知らないものはいない。
ついでに「冷酷非情の狼陛下」の通称も。
なので黎翔は最初、何を質問されているのか理解できなかった。
しかし考えてみれば当然か、とも思った。
彼女はこの国の者ではないのだから。
いや、厳密には未来の白陽国から来たのだから、その表現もおかしいのだが。
とにかく、彼女は知らなくて当然なのだ。
だがしかし―――――

「僕、最初に夕鈴に聞かれた時、名乗らなかったっけ?」
「いえ、確かに名前を聞いたとは思うんですが…何せあの時は私、かなり混乱していて…。覚えてないんです。陛下が王様って分かった後も、誰も陛下のお名前を口にしていませんし。」

それもそうだ。
国王の名前を軽々しく呼べるものはいない。
私とて、夕鈴が落ち着いてから名乗った記憶もなかった。
その時は必要ないと感じていたから。

でも今は違う。
あの時よりも君のことを気に入っているし、
何より君に僕の名前を覚えてほしかった。

「教えたら、呼んでくれるの?」
「…?いえ、覚えておこうと思っただけですが…。名前で呼んでほしいんですか?」

君の答えに、僕はがくりとなる。
君は分かっていないんだね。王の名前を呼ぶことが、どういうことか。
普段は称号で呼ばれる存在の「王」の名前を呼ぶという事が。
普段一番傍にいる側近でも、僕の名前は呼ばないのに。
同時に「覚えておこうと思っただけ」という言葉に、期待していた自分の心が項垂れた。
君にとっては、それっぽっちの価値なのかと。

でも「覚えておく」と言われて、少し嬉しかったのも事実だ。
ただし、それだけでは物足りなかったので、意味をよく分かってない夕鈴に言ってみる。

「名前を教えるから、二人きりの時はそれで呼んでくれる?」
「…?何で二人きりの時なんですか?普段から呼んじゃいけないんですか?」

やっぱり分かってなかったらしい。

「…僕が普段から「陛下」って呼ばれているのは、知っているよね?」
「はい。」
「王様の名前っていうのは、普段は全く呼ばれないんだよ。署名とかには書くけどね。」
「…!…そうなんですか?」
「そう。だから君が突然皆の前で僕の名前を呼ぶと、びっくりされるかもね。」

「だから二人きり…」と呟く夕鈴には、僕の企みには気づかない。
普段全く呼ばれないのも本当だし、署名とかに書く件も本当だ。
呼ばれない「理由」は伝えていないけどね。
だって君に名前で呼ばれてみたいから。

夕鈴は少し俯いて、顎に手を当てて考えていた。
陛下の名前を覚えていないと気づいたのは、ついこの間だ。
せっかく知り合えたのだし、臨時花嫁をするのだから覚えた方が良いだろう、と思って聞いたのはついさっき。
でも陛下に「教えたら呼んでくれる?」とか、妙な事を言われた。
しかも二人きり。何故?
呼んでほしいと言っているのだから、普段から呼ぶものだと思ったのだが。
理由を聞いたら、周りの人は普段、陛下の名前を呼ばないらしい。
だから驚かれるだろう。それを避けるために、二人きりの時だけだよ、と。
きっと陛下はそう言いたいのだろう。

「…陛下は名前で呼んでほしいんですよね?」
「うん。夕鈴にならね。」
「分かりました!それでは二人の時以外は陛下と呼びますので、お名前を教えて下さいますか?」

――――――――こうして白陽国の王は、妃に名前で呼ばせることに成功したという

―――――――――――――――――――――

陛下の名前は何ですか?と夕鈴が聞く話。
陛下はわざと「不敬」という言葉を使いませんでした。
そんな言葉を出しちゃったら、呼んでくれないと思ったから。不憫。
そして夕鈴の中では、「二人きりの時にだけ名前を呼ぶ」が主ではなくて
「二人の時以外は陛下」という微妙にずれた感覚でおります。
この違い(笑)

夕鈴は現代で生まれ育っているので、名前を呼ぶことに特に躊躇を感じていません。
身分も、知ってはいるけどピンとこない、そんな感じ。
だって…「陛下」って聞いて、いきなり畏まらなきゃ!って思う現代人が居るんですかね(・・?
私は無理←
ついつい、ただの「年上の人」になりかねない(笑)

…原作では、流石に夕鈴は名前を覚えていると思いますが、呼ぶのはいつになるのやら…もしかして呼ばないのかな(・・;?
…陛下、不憫←


そういえば、この臨時花嫁編のみ、次回予告が無かったんですね。
これを機会に、書こうと思います♪
他はあるのに、これだけないのも寂しいので←

次回予告↓

白陽国に来て二週間が経った。
妃の生活に慣れない夕鈴は――――?

次回!
ほどほどに
お楽しみに!

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さきと申します。
「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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