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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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浦島物語―李順―①

良し!
これで今日のノルマは終了!
というか、ノルマ超えてるヨ!(笑)

浦島物語、とうとう李順さんまで浦島になってもらいました←
さて、まだ序章しかないので、この先どうなるやら…(-_-;)
最後のオチは決めてるんですけどね(笑)


―――――――――――――――――――――

【浦島パロディ】
【捏造】




それは、ちょっと村長に用事があって家に訪問した帰りのことだった。

「やーい、こいつめ!」
「何とか言えよー!」
「いじめちゃうぞー!」

そんな声がここまで届く。
ここはとある国のとある海沿いの村。
海沿いなだけにこの時期は日中も涼しげ、歩きやすい。
自分の町長に無理難題を言われ、それをこの村の村長に直々にお伝えするという、あまり有難くない仕事を終えたばかりの私は、その声を聞くとうんざりした気持ちになった。

「やれやれ…どこに行っても苛めというものは絶えませんねぇ…」

メガネを抑えながら李順は言う。
現に、今私が受けていた仕事も、自分の主人―町長の苛めなのではと思う。
私の心に巣食う、良心がそう訴えています。
とりあえず―――ここは大人として子供を叱りますか。

「―――そこで何をしているのです?」

静かに問う。

「―――ん?おい、何かメガネが話しかけてきたぞ。」
「メガネ?」
「メガネだ、メガネ!」

あははははっーー!と子供たちは指さして笑う。
全く…人を指差してはいけませんと親から教わっていないのか。
これだから小さい村は。
それに…大人への尊敬の念が足りませんね。

「ほう…人を指差し、あまつさえ『メガネ』と評するとは…。あなた方の親の顔が見てみたいものです。」
「何だー?こいつ。」
「何か生意気だよなー。」
「こいつも苛めちゃおうぜー。」

これだからガキはっ!
ゴゴゴゴゴ…と李順の背後から音がするようになった頃。
遠くから大人たちが駆けつけてくるのが見えた。

「――――これはっ、李順様、申し訳ございません!子供たちが無礼な事をっ!」
「これ!お前たち!この方に非礼をお詫びしなさい!」
「えーーー?何だよ父ちゃん、そんなに…」
「いいからっ!――――申し訳ありません。再度お詫び申し上げます。子供たちの無礼は、私たちの責任ですので…」
「いえ、構いませんよ。何せ、子供ですから。」

そこまで言って李順はメガネを光らせ、それを抑えて「しかし」と続けた。

「―――人を指差すのはいけません。それに、人を『メガネ』と形容するのも。そこはしっかりと教育差し上げて下さい。」
「は、はいっっ!も、申し訳ありませんでしたっ!」

へこへこと、子供たちにも頭を下げさせながら、大人たちは立ち去って行った。
ふぅ…と溜息を吐き、李順は居住まいを正した。

「これ、そこのメガネ。」

…まだ居たのか。
人を「メガネ」と形容して来る輩が。
声のした方に李順は振り向く。
しかし、誰も居ない。
――――空耳ですかね?

「これ、そこのメガネ小僧。聞いておるのか?」

やはりはっきり聞こえる。しかも下の方から。
なので下を向いた。
―――そこには亀がいた。

「何じゃ、聞こえておるんじゃないか。」
「―――亀?」
「他に何に見えるのじゃ。」
「―――亀にしか見えませんね。私は夢を見ているのでしょうか?」

そうに違いない。
李順の常識では、亀は喋る生き物ではない。
何せ、声帯が無いはずである。
だから、こんなに流暢に話せるはずが無い。

―――やはり疲れているのだろうか。

いつもいつも主に振り回され、今日も無理難題を言われ、子供たちに「メガネ」と言われ…終いには亀が話す幻覚を見る。
疲れだ。早く帰って休もう。

「夢じゃないぞぃ。」
「では何ですか。」
「うむ。お主には助けてもらった。何かお礼をせねば。」
「話が見えないのですが。」
「おおっ!お主は疲れているようじゃ。ますます恩返しをせねばならぬと感じさせる。」
「…話が通じないようですね。」

こんな面倒事に巻き込まれるとは。
早々に立ち去ろう。
そう考えたのだが。

「まあ、待てぃ。」
「―――っな!…何ですか、足を摘まむのは止めてください。」
「お主に恩返しをしたいのじゃ。竜宮城まで一緒に参ろう。」
「竜宮城…?聞いた事はありますが…本当にあったのですか?」
「無論、そうに決まっておろう。さ、参ろう。」
「…お断りさせてもらいます。私は忙しいので。この後も、仕事が私を待っているんですよ。」
「な、何と…!そんなに疲れた様子なのに、この後も仕事とな…!ああ、嘆かわしい!若いうちは、もっと遊ばんかいっ!」
「遊ぶ暇などありませんよ。それに若いとはいえ、私はもう24の大人です。」
「何を言う!わしからしたらまだまだ若造じゃ!」
「…面倒になってきたので、離して下さい。」

そう言ったものの、亀の力か?という疑いを持ちたくなるほど強い。
困りましたね…力仕事は私よりも主の方が得意なのですが…
そう考え、油断していたところで、強く引っ張られる。
体のバランスを崩す。

「―――なっ!?」
「まあ、そう言うなて。楽しいぞ?竜宮は…お?」
「――――ッッ!!!?」

ゴンッ

存外力の強い亀に、結構な力で引っ張られ、疲れていた李順はその力に逆らえず、頭から倒れた。
不運な事に、そこには手頃なサイズの石…岩が置かれ、そこにダイブしたため、脳震盪を起こし気絶した。
それを見た亀は

「これはこれは…竜宮で休ませんとな。」

意識を失う寸前、李順は確かに聞いた。



―――――――――――――――――――――

ありゃ~(  ̄▽ ̄)
李順さん気絶~~(笑)
一名様ご案な~い←

ちなみに乙姫様はまだ誰にしようか決めてません。
さて…誰にしようかな(選択肢は意外と多い(笑))



→②に続く

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*Comment

NoTitle 

ほうほう♪
乙姫様はまだ決めてないんですか~(。-∀-)
一体誰にするのか・・・(ΦωΦ)フフフ…
これはこれは楽しみでございますわね^^
たのしみにお待ちしておりますわ~( ´・ω・`)ノ~
  • posted by ママ 
  • URL 
  • 2013.12/06 15:02分 
  • [Edit]

ママ様へ 

そうなんですよね~…
あの人にしようか、それともあの子にしようか、はたまた……
おっと心の声が漏れそうだったので口を噤もう(もごもご)

お待ち下さいませ~(@^^)/~~~
  • posted by さき 
  • URL 
  • 2013.12/06 16:02分 
  • [Edit]

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