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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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ミラーハウス

皆様今日は!
北国は、やっぱり雪が結構積もりました!
もう根雪になる事間違いなし!

というわけで、続きです!

(お化け屋敷以外は)心行くまで遊園地を楽しんでいる夕鈴たち。
さて、次のアトラクションは―――?

―――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



「あ、ちょっと待って。トイレに行ってくるわ。」
「僕はあそこの売店見てくるね。」
「俺はここで座って待ってる。」

3人はそれぞれトイレ組と待機組に分かれた。
私はトイレに行って、用を足した。
手を洗って、髪形をチェックする。
他にも2、3人、この場に居た。
1人は、背中に風船を付けた女の子。まだ9歳くらいかな。
1人は、私の後ろに居る女の人。
1人は、私の二つ隣の手洗い場に居る、30代くらいのちょっと派手な人。
私はさっきのお化け屋敷の余韻があったので、鏡で自分の顔色もチェックした。
あんまり宜しくない。
やっぱり、これでは寝られそうもない。
はぁ…
そうして俯きながら溜息をつき、再び顔を上げ鏡を見た時、向かいの人と目が合った。
いや、正確には、鏡に映った後ろの女の人と目が合った。
長い黒髪で瞳の色は…薄い紅。
白いフリルのついたブラウスと、紺色のスカートを着こなした、ものすごい美人だ。
一瞬見惚れてたが、鏡越しに微笑みかけられた気がして、すぐに俯いた。
そうしたら、すぐに後ろの人は去って行った。



「美人だったな…。服も綺麗だったし。やっぱり世界が違うわ…。」

そう独り呟きながら、トイレを出た。
やっぱり綺麗な人は世の中に居るのね…
そういえば、あの女の人、紅い瞳だったわね。薄かったけど。
あの人と…陛下と同じ。

あ!いけない、いけない!青慎が待ってるわ。
青慎が几鍔とあちらで待っていたので、考えを中断して小走りで駆け寄った。

「おせーぞ。お腹でも壊したのかと思ったぜ。」
「…。」
「…?おい、どーした?」
「…別に…。」
「―――?どうしたの、姉さん。」
「―――何でもないわ。心配しないで、青慎。」

笑顔で答えた。
弟を心配させないように。
青慎は複雑そうな笑顔で返してきたけど。

「俺には無しかよ。」
「あんたに笑いかけたら減る!笑顔が!」
「んなわけねえだろ。ったく。」
「あ、ミラーハウスがあるよ。入ってみない?」

再び険悪なムードが立ち込めてきたので、気遣いの子・青慎が、視線の先にあるミラーハウスを指さした。
外見は豪華な…お城?
ミラーハウスなのに。
不思議なものだ。

「そうね。入ってみましょうか。」
「俺はパス。ここで待ってるわ。」
「じゃあ、姉さん。行こう?」
「うん、そうね。」

そう言って、私は青慎と二人でミラーハウスに入って行った。


*****************

「うわ~本当に中は鏡だらけなのね…。」
「…本当だね…。」

お城で豪華なのは外見だけで、中身は普通のミラーハウスだった。
拍子抜けしたが、鏡の階段とか、鏡の扉とか、鏡の銅像とか―――
―――そんなものに遭遇するよりかはマシかもしれない。
そう、考え直すことにした。

「それにしても、壁とか分かりにくいわね。下手したら本当に迷子になりそう…。あ、手でも繋ぐ?青し、ん…」

振り向くと、弟の姿は見えなかった。

「…え?青慎?どこ?いないの?」

きょろきょろと辺りを見渡すが、すぐ後ろを歩いていたはずの弟はどこにもいない。

「…はぐれちゃったのかしら…。困ったわね…。とりあえず、出口を探しましょうか。」

独り言ちて、夕鈴は歩き出す。
歩いても歩いても、見えるのは鏡と、鏡の中に映った自分。
どこもかしこも鏡なので、自分が何人もいるように錯覚する。
床まで鏡…念の入った施設だな…。
何度か通路だと思っていた壁にぶち当たる。
これが結構痛い。
そこに道があると思って突き進んでいるのだから当然か。
ぶつぶつ文句を言いながら足を進める。
すると前方に人影が見えた。

「え…?」

ミラーハウスは結構空いていた。
私たちが入る時も待ち時間なしで入れたから相当に人気がないと思っていた。
じゃあ、後から入った人でもいたのかな?
そう思っていたら、その人…その子?が近づいてきた。

「―――え?」

その子の髪色は栗色。瞳の色は、鮮やかな紅。顔は…

―――っ陛下!?

いや、違う。
陛下は黒髪だし、この子は栗色。
何より…この子はどう見ても、青慎と同じくらいの年齢だ。
それにしても似てる。
驚いて凝視していたら、目の前のその男の子は、にこりと笑顔を見せた。

「―――こんにちは。お姉さん。」

声はさすがに似てなかった。
でも、笑顔が…やはり似ている。
どう言う事なのだろうと言葉を失っていると、その子は鞄から何かを取り出した。
何か…古そうな丸くて赤い…

「―――それはっ!」
「―――行ってらっしゃい。」

そういって男の子が私に向けた「鏡」に、見覚えがあるような気がした私は―――

―――背後の鏡が光った事に気づかなかった


―――――――――――――――――――――――

いきなりこんな場面に出くわしたら…怖い!
絶対自分なら嫌だ!
まあ、夕鈴には体験させるんだけど。
何だっけ…可愛い子には旅をさせろ?ですかね。

ミラーハウス…
昔入った記憶があるのですが…まあ、ここまで怖いところではないですよ( ゚∀゚)アハハ
前後左右は分からなくなると思いますが(笑)
ちょっと、今入ったらどうなるのか知りたいですwww


次回予告↓

ミラーハウスで会った男の子に鏡を見せられた夕鈴。
そして次に目を開けると―――――――――――――――――――?

次回!
第9話「再び訪れる日々
お楽しみに!

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