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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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再び訪れる日々

皆様今日は!
昨日から忙しくなったので、こちらの更新も少しスローペースになると思われます。

では続きを。

ミラーハウスに入った夕鈴。
そこに居た男の子に、見覚えがあって―――?

――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



「―――…う…」

夕鈴は気が付いた。
目を開けると…どうやら自分はうつ伏せになっているようだ。
体のあちこちが痛い。
肘に力を入れて、何とか起き上がる。
辺りを見回す。

「―――ここ、どこ?」

暗くて分からない。
月明かりのおかげで少しは部屋が見えるが…ほとんど暗闇みたいなものだ。
きょろきょろしていたら、視線の向こう側に部屋があることに気が付いた。
あちらはこっちよりも明るい。あちらに行ってみよう。
そう思った夕鈴は、痛む体を叱咤して、何とか立ち上がる。
少しふらつきながらも、一歩ずつ進む。
そしてその部屋の入口に立った時、大きな寝台が見えた。
―――え?寝台?
ベッドじゃなくて?
そう考えながら、その寝台に近づく。
大きい。
中は帳に隠れて、人がいるのか分からない。
帳の前まで近付いて、そこで止まる。
恐る恐る、帳を開けてみる。
すると―――

「―――っきゃっ!!!」

いきなり引っ張られて中に引きずり込まれた。
そして背中に柔らかいものが当たった。

「―――何者だ。」

そう言って私の首元に小刀をぴたりと当てる人は―――

―――――見覚えのある黒髪。紅い瞳。

そこにいたのは…

「―――ゆう、りん…?」
「へ…いか…」

二人は呆然と顔を見合わせる。
暫く時が止まっていた。
先に動き出したのは、黎翔だった。

「―――え?夕鈴?本物?」
「へいか…?え…、じゃあ、ここは…白陽国?」

目の前に居るのは、「過去」の「白陽国」の国王陛下・珀黎翔。
15日程前まで、私がとってもお世話になったはずの、過去の人。
その人が目の前にいるということは―――
そこまで考えていた夕鈴だったが、突然体が引っ張られて悲鳴を上げた。

「―――っきゃ!な、な」
「―――夕鈴?…本物?本物の夕鈴?」

気が付いたら陛下の腕の中に居た。
それはとても強い力で、私は一瞬息が詰まった。
そして抱きしめられているという事実が理解出来た時、私は陛下の胸を強く押した。

「―――っ!陛下!苦しいです!は、離して下さい!」
「―――ああ、間違いなく夕鈴だ。この私を拒むとは。」

そんなのどうでもいいから、離して!
本当に苦しいのよ!陛下、力強すぎ!
胸をばしばし叩いていると、やっと陛下が離してくれた。
息をほっとつく。

「―――陛下。もしかしなくても、ここは白陽国ですか?」
「ああ。そうだが。君が突然いなくなって、大騒ぎだったよ。」
「…じゃあ、やっぱり、私はまたこちらの時代に来たんですね…。」

その事実が今やっと理解出来た。
ここは過去の世界。白陽国。
私は再び…ここに来たのね。
…何でかしら。
そういえば、私がこちらに来る直前、陛下似の男の子に会ったわね。
そして合わせ鏡をされて…それでこちらに来たのは間違いない。
―――あの男の子は一体何者なんだろう…?
そう考えていたら、陛下が口を開いた。

「―――僕は、君が帰ってきてくれて嬉しいよ。」
「―――はぁ…。…ありがとうございます?」

正直私としては、全くありがたくもなんともない状況なのだが。
それを言ってはいけない雰囲気を陛下から感じた。


―――――――――――――――――――――

へーかがちょっと怖い…理由は、おまけで分かります←

寝台に近づいた夕鈴がすぐに「寝台」と言えるくらいには、夕鈴はこの世界に染まって…というか慣れています。
…ということに、何人の方が気づいて下さったか…。


次回予告↓

白陽国に戻ってきた夕鈴。
黎翔から聞かされた衝撃の事実とは――――――?

次回!
第10話「混乱、再び
お楽しみに!

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さきと申します。
「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
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