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雪の箱庭

「狼陛下の花嫁」二次小説を書いています。SNSで書いたものを掲載します。

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再雇用

皆様こんにちは(^u^)
色々な事に慣れてきた私です♪

パラレル続き&帰還編最終話です♪

白陽国に戻ってきた夕鈴は、
黎翔に言われ、再び臨時花嫁になることに―――

――――――――――――――――――――――――

【パラレル】
【現代・原作どちらも出ます】



「ところで李順。夕鈴に花嫁の話をしたぞ。」
「―――そう言いだすんじゃないかと思いましたよ。」

そう言って側近は溜息を零す。
この主はなんだかんだと、夕鈴殿がいなくなってからも、彼女の部屋を残そうとなさったし、他の大臣から妃を勧められても断固として首を縦には振らなかった。
私からも「他の臨時を雇っては」と進言したが、聞き入れてはもらえなかった。
そんな中、消えていた夕鈴殿が戻ってきた、と聞いたのだから、こうなることは予測済みだ。

「―――夕鈴殿は、それで宜しいのですか?」
「はい。今のところ、後宮が未来と行き来する為の場所みたいですから。こちらに居た方がまた未来に帰れるかもしれないので。」
「―――えっ?夕鈴また未来に帰るの?」
「―――いつになるかは分かりませんが。弟をミラーハウスの中に置いてきたかもしれませんので。幸い、こちらの長期間でも、あちらでは短いみたいなので、以前のように焦ることはないと思いますが。」

これも安心できる一つの要素である。
一度未来に帰れることが分かったため、再び戻れる可能性も高いということが分かった。
以前は「いつ帰れるのか。帰ることが出来るのか」と不安に駆られていたから、焦りのあまり体調を崩しがちだったが、今回はそうはならないだろう。
そうこうしているうちに、李順さんは「それではそのようにさせて頂きます。陛下は政務が御有りですので、お食事を終えたら、すぐに政務室へ来てください。」と言い残して四阿から去って行った。
李順さんにお辞儀しながら、そういえば、と私は再び思考の海に落ちる。
そういえば、あの時身に着けていた鞄が、こちらに来た時はなかった。
衣服はOKでも、物はダメなのか。
でも、簪はずっと一緒。これも不思議だ。それとも衣服の一つと認識されたのかな。
そう考えていると、徐に陛下が私の頭に触れた。

「―――これ、着けていてくれたんだね。嬉しいよ。」
「さすがに、お妃衣装は身に着けられませんでしたけどね。これ位なら…と思いまして。」
「―――ずっと着けていたの?」
「え?あ、はい。」

―――あれ?陛下が何だか嬉しそう…。
どうしたのかしら?
…というか、いつの間に隣に座っていたのかしら。
気付かなかった。
そして陛下は私の腰を抱き寄せ、手を握った。

「―――っ!?陛下、近い!近いですよ!こんなに近づく意味がわかりません!」
「―――もう一度聞く。夕鈴。私の妃になってくれるか?」
「は!?」

それはさっきも確認しただろう。
あ。それとも、李順さんの許可を貰ってから、もう一度確認、ってことなのかしら?
いやでも!こんなに密着する意味が分かりません!

「そ、それはさっき確認しましたでしょう!?わざわざもう一度聞くことですか!?」
「重要なんだ。ねえ、夕鈴。僕の花嫁になってくれる?」

さっきは狼、今度は小犬。
雰囲気をころころ変えて、陛下は私に問いかけてくる。
あれ…。デジャブ?
なんだかこれも、過去に起こった風景のような気が…
でも、こんなに密着してたっけ?
いやあの時も密着してたけど。ここまでじゃなかったはずだ。

「ねえ…夕鈴…答えてはくれないの?」

そう言って顔まで近付けてくるんだから、質が悪い!
―――心臓がどきどきする。
いつもとは違う自分の鼓動に疑問を持つも、目の前の人をどうにかしようという気持ちの方が勝った。
顔を真っ赤にした夕鈴は、半ば自棄になりながら叫ぶように言い放った。

「わ、わ、わわわ分かりました!なります!陛下の臨時花嫁になりますから、だから陛下!離れて下さーーーーい!」

そういって胸を押すも、陛下は離れてくれない。
それどころか、更にぎゅうっっと抱き込まれた。
く、く、苦しい!息が出来ないってば!
本気の力でばんばん胸を叩きだした私に、陛下も気付いたらしい。
腕を緩めてくれた。それでも、離してはもらえない。

「うん!また宜しくね、お嫁さん!」


――――――――――――――こうして再び、私の「臨時花嫁」生活は始まった。


――――――――――――――――――――――――

やっぱり強引だよ。陛下。
もうちょっと穏便に…無理か←諦め

帰還編、でした~。
一度自分の時代に戻ってリフレッシュしてきた夕鈴をお送りしました←え

「戻れた」という事実は、大事だと思ったんです。
一度戻れたら『もう一度戻れるかも』という考えに至りますしね。


→帰還編おまけ「君のいない時間」へ

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さきと申します。
「狼陛下の花嫁」の二次小説を書いています。
楽しんでいただけたらと思います。

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